Benesse

進研ゼミ努力賞募金

2025.08.06

被災地の子どもたちを支援 病気の子どもたちの支援

2024年度進研ゼミ 「努力賞募金」 活動報告

2024年度も、「公益財団法人ベネッセこども基金」 では、重い病気や災害など、困難な状況にあるこどもたちの学びや成長を支える活動を行っています。進研ゼミ会員のみなさんの想いは、ベネッセこども基金の活動を通じて、たくさんのこどもたちに、届いています。
今回はその中から、
能登半島で被災したこどもたちの学びを支える活動 と 重い病気をかかえるこどもたちの学びを支える活動 についてご紹介します。

能登半島で被災したこどもたちの学びを支える活動

石川県の能登半島では、2024年1月に大きな地震が、9月には豪雨による災害がありました。この2つの災害によって、道路や建物、学校、遊び場など、こどもたちが安心して過ごせる場所がたくさん壊れてしまいました。
現地で活動している団体からは、「やっと少しずつ、復旧・復興してきていたと思ったのに、また災害が起きて心が折れそう」 という声もありました。
ベネッセこども基金は、現地で活動しているNPO法人ETIC.(エティック)とNPO法人Chance For All(チャンスフォーオール)と協力し、こどもたちが安心して過ごせる場所(学びや遊びの場)をつくるために、ボランティアを募集しました。
全国から約30名の大学生や社会人が集まり、こどもたちといっしょに遊んだり、話をしたりしながら、こどもたちの心が少しでも元気になるような時間をいっしょに過ごしました。

  • 地震と豪雨の影響による被害
    (2024年11月時点の写真)
  • こどもたち30人近くが、居場所に来てくれました。
<ボランティア参加者から声>
「震災で友だちが引っ越しちゃったから悲しい」 「遊べる場所が少ない」 と言っていたこどもたちも、放課後いっしょに遊ぶことを楽しみにしてくれている様子が伝わってきました。少しでも、震災の記憶が鮮明なこどもたちの心の支えとなれたのなら、うれしいです。

重い病気をかかえるこどもたちの学びを支える活動 「特定非営利活動法人 北海道こどもホスピスプロジェクト」 の活動

命にかかわる病気をかかえるこどもたちは、友だちと遊ぶこと、自然の中で思いきり体を動かすこと、きょうだいや家族と笑い合うこと----そんな 「当たり前のこどもの時間」 を、治りょうや入院のために、我慢しなければならないことがあります。また、その家族やきょうだいも、不安や我慢の多い毎日を過ごしています。
北海道こどもホスピスプロジェクトは、そうしたこどもたちが 「こどもらしく」 過ごせる時間や場所をつくることをめざして活動しています。

2024年には、夏・秋・冬の季節にあわせて、自然の中でのびのびと過ごせるアウトドアのイベントを開きました。一人ひとりの体調にあわせながら、参加してもらいました。
例えば、夏にはキャンプ、冬にはカヌーや雪遊びのイベントを行いました。
参加者したこどもたちにとって、「またやってみたい」 「楽しかったね」 という思い出が、未来への希望や学びの意欲につながると考えています。

  • 2024年6月におこなったキャンプの集合写真
  • 日帰り参加と1泊2日を選べるようにおこなった
    夏のイベントには、9家族35名が参加。
<アウトドアイベントの参加者からの声>
  • 「基本的に外にいることは好きなのですが、歩けないということで公園等に連れて行くことはほとんどないため、今回スタッフの方がいっしょに遊んでくれて常に笑顔で楽しそうにしていました」
  • 「兄も楽しめて、弟(しょうがい児)もしっかり本人のペースで遊べるのはこのイベントしかないと思います。兄にはたくさん我慢させているので兄のペースにたくさん付き合っていただき感謝しています」

進研ゼミ会員のみなさんのあたたかいご支援のおかげで、こうした活動を行うことができました。ご支援をいただき、ありがとうございました。

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