1年生
テーマ
おもいきり かこう、
すきな ものを。
~きみが 「おもしろい」「めずらしい」「なんだろう?」と おもった ものを かいて みよう~
選考基準
先生
ねばりのある納豆が長い糸をひく面白さを楽しみながら、おはしをハラハラしながら動かしている気持ちが、きっとだれにもわかるでしょう。時を止めてながめているようでもあり、大好きなものに寄せる気持ちを感じたままに表すことができました。目の前の小さなできごとの面白さを見のがさないまなざしのすばらしさとともに、食卓をかこむ温かい気持ちが伝わります。
2年生
テーマ
思いきり かこう、
すきな ものを。
~きみが 「おもしろい」「めずらしい」「なんだろう?」と 思った ものを かいて みよう~
選考基準
先生
おじいさんが持っていた野球のサインボールを見せてもらったんだね。チームの選手の名前がたくさん書かれているのかな。ひとが書いたサインは読みにくいけれど、どくとくな形の字を力強く、一字一字きざむようにかいたきみのこのサインは本物のサインよりもかっこよくてずっと消えないよ!
3年生
テーマ
思いきりかこう、
すきなものを。
~きみが「おもしろい」「めずらしい」「なんだろう?」と思ったものをかいてみよう~
選考基準
先生
飛行場を染める夕日の色は温かく、遠い所から来たわたり鳥をいたわるような優しさを漂わせています。長くのびるかげや暮れゆく空の美しい色は、この時この場所でしか見られないながめに出会ったことの喜びと感動を伝えてくれました。飛行場が大好きで、いろいろな飛行場に愛着をもってふれているからこそかける、素敵な絵になりました。
先生
かぞくのように大すきな愛犬が天国にゆくところでしょうか。とてもかなしい。きれいな空から光が地上にさしている。その光の道をのぼってゆく愛犬はほほえんでいるね。なんてうつくしいたび立ちだろう。かなしいきもちを絵にかくのはつらいね。でも、かなしみをこんなにうつくしくかくことはもっとむずかしい。こころでかいた絵ですね。
4年生
テーマ
思いきりかこう、
すきなものを。
~きみが「おもしろい」「めずらしい」「なんだろう?」と思ったものをかいてみよう~
選考基準
先生
道ばたの水たまりには、晴れ間がのぞく空が映っていたのでしょうか。水面にうく油膜の模様は、水鏡に映った空と重なり、虹のような彩りを見せています。だれもが一度は見かけながら通りすぎてしまう身近な光景に、特別な美しさを見つけることができました。まるで映画のワンカットのように大胆な視点で切り取りながら、ドラマチックな場面として表す工夫ができました。
5年生
テーマ
思いきりかこう、
すきなものを。
~きみが「おもしろい」「めずらしい」「なんだろう?」と思ったものをかいてみよう~
選考基準
先生
ボルダリングをしている人を上から見てかいたのですね。ホールドを一つ一つ選びながら壁を登っていく少女と、その姿を下から見守る家族たち…。壁の高さは何メートルあるのかな。この作品の一番の特徴は、“遠近法”を垂直方向で活用した点にあります。波打つ壁とカラフルなホールド、少女の手足の配置と真剣な表情、壁に映る体のかげもしっかりとかかれています。
6年生
テーマ
思いきりかこう、
すきなものを。
~きみが「おもしろい」「めずらしい」「なんだろう?」と思ったものをかいてみよう~
選考基準
先生
誰かの誕生日かな?何かおめでたいことがあったのかな?今まさに最後のひとしぼりのクリームが…!ケーキを作っている絵はめずらしい。作っている人はしぼり器を持つ手だけ。器の中のイチゴとケーキの上に飾られたイチゴはまるで“表情”がちがうね。手前の生クリームの大きな白い部分がこの絵の顔だ。かきたいものをしっかりかいています。
先生
そっとつまんでみた大つぶのぶどうは“巨峰”でしょうか。ぶどうの一つぶ一つぶが、びみょうに異なる紫色や藤色でかき分けられています。よく見ると一番大きくかかれている手前の一ふさには、うすい重ね塗りや下地の線画が見られます。葉の形や葉の表裏の区別も写実的です。外国の方から「日本の果実は“芸術果”だ。」と言われますが、その名にふさわしい作品ができあがりました。
先生
どこかの草原で飼われているやぎに、エサを食べさせてあげたのかな。近くで見たら、「よこぼうの入ったような目」と「あごにはえているぷるぷるしたなにか」…。なんてふしぎなんだろうと思って、この絵をかいたのですね。うすピンク色の耳をぴんと立てた“ホンモノの”やぎが、今にも「メェ~!」と鳴きだしそう。あなたのやさしい気持ちが伝わってきます。