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■子供たちが伝えてくれた

 こうして誕生したコラショでしたが、最初は赤いうさぎと思われていました。

 それでも子供たちは、おっちょこちょいで食いしん坊なコラショをすぐに大好きになってくれましたが、保護者のかたにはその成り立ちをうまく伝えることができず、「得体が知れない」となかなか受け入れていただけませんでした。これはまずい、と私たちも必死で努力をしていきました。

 そのなかの1つに1年生になるときにお届けする「めざましコラショ」というコラショをかたどった目覚まし時計があります。コラショの声で起こされ、早起きの習慣をつけてもらうためのものです。これが大ヒットし、全国の入学前のお子さまに届けられました。

 すると、目覚まし時計なのに、子供たちが「抱いて寝ている」写真が続々と編集室に送られてきました。ぬいぐるみではないので、ゴツゴツして寝にくいでしょうに、それでも子供たちはコラショを離さないのです。保護者のかたも同じように思ってシャッターを切り、写真を送ってくださったのでしょう。コラショを大好きになってくれた子供たちが、コラショに込めた私たちの願いを、そんな形で保護者のかたに伝えてくれたのです。

 今も毎月子供たちからたくさんのおたよりが届きます。コラショへの質問やかわいいイラストなどから、コラショへの愛着が伝わってきます。

コラショへの手紙

 今日もコラショはランランと目を輝かせて、キッズと街を歩いていきます。そして、ちょっと引っ込み思案なキッズに「おもしろそうだよ!やってみようよ!」とけしかけては事件を起こします。キッズは少しだけうんざりしながら、でも新しい冒険に胸を踊らせるのです。